ピッグとさとし

智くんのこととか

ファン歴8年目にして初めて嵐のコンサートに行った話

2019年5月18日、初めて嵐のコンサートに行きました。

ファンになったのが2011年の11月頃なので、7年半に及ぶ悲願が叶って、ちょっとどうにかなりそうなくらい嬉しいです。

嵐友達がいるわけでもなく、複数名義持ってるわけでもない私が、自分の名義一本で当選できたのは、ひとえに、公演数が多かったから。

嵐とスタッフの皆さんに心から感謝です。

本当に本当に嬉しかった。

でも同時に、こんな奇跡もう多分ないから、最初で最後だったんじゃないか、とも思う。

これからも応募はするけど、当たったらもちろん何をおいても行くけど、でも、一生分の運を使い果たした気がします。

だって、ファンクラブの会員数、260万人ですよ。

一回のツアーでそんな動員できるわけないんですよ。

それを、全50公演もやってくれる今年が特別なのです。

でも、いつかまた会えると信じて、徳を積むよ。

アホみたいに聞こえるかも知れないけど、徳を積む以外に会える気がしないし、会えなかったら、もっと頑張ろうって思えるから、そう思っておいた方が良いと思ってる。



さて、今回、苦手なフリック入力に悪戦苦闘しながらも、札幌からの帰り道で感想をしたためているのは、コンサートのラストで、にのちゃんから、「全部置いてけー!!」と煽られたから。

今のこの気持ちを文字にして、ちゃんと消化して、明日から自分のフィールドで頑張りたい。

嵐の仕事に触れるたび、自分の仕事を振り返ってしまう。

私にとって嵐は、アイドルというより、プロの仕事人、専門職の大先輩、という存在なんですよね(全く職種違いますが)。

まず前提として、私は嵐のファンですが、根っこは大野智個人のファンです。

メンバーみんな大好きだし、グループとしての魅力にも取り憑かれていますが、目も耳も基本は大野くんに向いてます。

なので、感想は著しく偏っているはずです。

自分でもびっくりしてるのですが、生の大野くん(スタンド席後方だったので当然豆粒くらいのサイズ)を見るか、スクリーンに映ってる大野くんを見るかで迷って、結局見落とした演出が結構あるみたいです。

いや、豆粒でも、本物見ていたいじゃない…。

双眼鏡を持って行く人がいる意味がわかりました。

スクリーンじゃ自担の勇姿を見落としてしまう。

でも肉眼じゃどれが自担かわからない時もある。

そりゃ双眼鏡持ってきますわ。



さて、ライブ当日。

一番最初に実感したのは、『嵐、経済回してるんだな…』ということ。

東京から新幹線で新函館北斗、特急に乗り換えて札幌、地下鉄に乗り換えて福住、歩いて札幌ドーム、というルートだったのですが、既に東京駅の時点で、嵐ファンだらけ。

なぜわかるかというと、ツアーグッズであるバッグを下げてたり、ツアーTシャツを着てる人が多いので、見ればわかるのです。

そもそも、当選発表後、すぐに札幌への交通手段と宿泊施設が満席になったとこから恐ろしい。

初当選で勝手がわからず、オロオロしてるうちに、新千歳空港発着便はなくなり、札幌のホテルは空きなしになり、新幹線&旭川空港ルート、定山渓温泉泊になってしまった私。

費用のことを考えたら行けない、本当に。

定山渓温泉なんて、札幌から車で1時間くらいかかりますが(※電車通ってないし終バスも早いので移動手段がタクシーしかない)、ここも嵐ファンだらけ。恐ろしい。



時系列前後しますが、公演終了後のタクシーがすごかった。

札幌ドームに札幌中のタクシーが集まってたんじゃないかってくらい、タクシーが来てた。

ざっと見ても200台は来てた。

しかも、かなりシステマティックに整理されていて、何の混乱もなくタクシーに乗れました。

さすが毎年札幌ドームで公演してるだけある。驚いた。



で、開演45分前くらいにドームにつき、ゲートの中に入れたのは開演25分前くらい。

隣は、いかにもファン歴が長そうな女性二人組。

このツアーも複数回入れてるみたいで、1名義で最大2回しか入れないはずなのに何故…?と心底思いましたが、そこは割り切って、良かったね、と心の中で語りかける。

どんな手段か知らないけど、出来る人はやればいい。私はやらないだけや。

DVDが出るのを待つよ。



また時系列が崩れますが、嵐のライブDVDって、とても優秀なんだな、と思いました。

ライブの感想が、『DVDまんまだな!』だったので、ライブの臨場感をそのままDVDに出来てるの、ほんとすごいと思う。

むしろ、演出をちゃんと見るなら、ライブに行くよりDVD観た方が良い。

DVD製作に関わっている全てのスタッフさんの技術に、心から拍手を送ります。プロや。



さて、いざ開演時間になり。

あらかじめ東京ドームで買っておいたペンライトを点灯させ、ドキドキはマックスに。

いつからかは知りませんが、嵐のライブのペンライトは自動制御されていまして、演出に合わせて勝手に色が変わったりスイッチが切れたりします。

座席のところに受信機みたいなのがついてて、それにかざす事で位置情報?が登録されるのです。

その結果、演出で勝手に色のウェーブとかが出来るのです。すごい。

で、自動制御されてない時は、自分の好きな色にできます。

当然のごとく、大野くんのメンバーカラーである青を点灯させる私。

ちなみに、服もストールも青。ひどい青担当アピールです。

ただの自己満足なので何の問題もありません。



で、開演。

もう記憶から消えつつあるのですが、多分、感謝カンゲキ雨嵐だったはず。

おおおお始まった…!!!

と思ったのですが、最初嵐がどこにいるかわからず。

多分スクリーンに映ってたと思うのですが、スクリーンを見る習慣もないため、見つけられず。

ようやく、スワロフスキーの水晶を敷き詰めたというキラッキラな真っ赤な緞帳をバックに、同じくキラッキラな衣装をまとって歌う5人を見つける。

緞帳に同化しててわからなかった笑

そして、覚悟してたけど、豆粒すぎてわからなかった笑

そこでやっと、スクリーンの意義に気づき、ナマの豆粒嵐とスクリーンを交互に見るすべを見出した私。

いやぁ、テレビで見るまんまの嵐だ!

よく、生で見るともっとかっこいい、とか、思ったより小さいとか(いちばん大きい相葉くんが175センチで、いちばん小さい大野くんは166センチ)、顔が小さいとかいう感想を見かけますが、

遠すぎて結局スクリーン越しなので、生というより、テレビのまんま。

のちに、切り離し式のステージみたいなので客席に近づいて来た大野くんとにのちゃんを見て、「細っっっ…!!!」とは思いました(どう見ても細身のピタッとしたスラックスが余っていた)。

あんっなに細いのに、パンチ力を測る機械でメンバーでいちばん大きい数字を出してしまう大野さんて本当に何者…。



初嵐にちょっとパニックになってしまいましたが、ようやく冷静になって歌を聴いて、ちょっと泣きそうになる。

大野智の声が綺麗すぎる…。

CD音源よりライブの方がうまい、という噂は聞いていましたが、ほんっとうに発声が綺麗…。

多少音程が揺れる時はありましたが、いやはや、本当に、嵐の歌声を支えてきたのはこの人だ、と改めて思う。

(ちなみに、音程がいちばん正確なのは相葉くんでした。コンサートDVDでもそうなのですが、今回それを実感しました。多分一回も音外してないと思う)



お茶の間の大野くんのイメージは、

『ちょっと変わり者のいつも眠そうな釣り好きのリーダー』

なのかもしれませんが、そしてそれも間違いではないと思うのですが(個人的には、5人の中で一番「普通」の感覚を持ってる人だとは思ってますが)、

『歌も踊りも圧倒的にうまい、技術で嵐を引き上げるリーダー』という面を全力で主張したい。

ベストアルバムの発売も決まったので、ぜひ嵐の楽曲を聴いてほしいです。

絶対に気づくから。

なんかものすごくうまい人が混ざってる、と。

この『混ざってる』というのがミソなんですよね。

包み込んで引き上げる。それとなく。

それとなく、に下線です。

大野智の人柄まんまだと私は思っています。

この控えめなチート人間にハマってしまったのが大野ファンなのですよね…。

彼のチートさは、彼の控えめな性格と切っても切り離せないので、そこに大野智ファンのジレンマがある。

いつだって前に出てほしいと思ってるけど、自発的に前に出ることが大野さんの生き方に反することも知ってるので、どうか大野さんの周りの方々、彼を表に引っ張り出してください、と星に願う日々。

真っ黒に日焼けした姿を見ても、よかったねぇ☺️いっぱい釣り出来たんだねぇ☺️できれば日焼け止め塗ってねぇ☺️と仏顔してるのも大野ファンの真実だと思いますが、

心のどこかで、誰か!大野智に!!彼の才能を生かした仕事を持ってこい!!嫌がっても、どうにか宥めすかしてやらせろ!!!と思ってるのも真実だと思う。



話が逸れましたが、本当に綺麗な歌声。

年々声が高くなってませんか…?

とても綺麗で大好きです(チョロい)


御前様な相葉くんに、ひぇー!!となり(私はどうも大野くんとは違うベクトルで相葉くんが好きらしい。嵐1のイケメンは誰かと聞かれたら相葉くんと答える)。


ピアノに全力投球な翔さんにトキメキ一歩手前まで行き(翔さんにときめいてしまったら辛くなると思うので、ときめかないように気をつけてます。伝わるかな、翔さんファンって、翔さん以上のスペックの人がこの世に存在しないという辛さを背負うことになると思うんですよね)。


にのちゃんの果てない空&bleathlessがオタクを殺しにかかってるのを感じ(かっこよかった!でも、多分根本的にタイプじゃないのか、微笑んで見る心の余裕がある)。


潤くんの麗しさにルーブル美術館にでも来てるような高貴な気分になり(そして時々見せる子どもみたいな笑顔が大変可愛い。潤担さんの気持ちがよくわかる気がする)。


そして自担のダンスコーナーですよ。

我々の大好物、嵐のラスボスが弟たちを引き連れて空間を支配する、あの感じ。

ダメや…カッッっこよすぎる…。


改めて、なんてことない雰囲気で凄いことをする、という大野さんのすごさにシビれました。

以前、石原さとみちゃんが、「凄いのに、凄いと言わせてくれない凄さがある」(ニュアンス)と言ってたと思うのですが、まさにそう。

平然とこなすので当たり前に見えてしまいますが、

影には、Are You Happy?の舞台裏映像にあったような、汗だくで踊りまくるような努力があったはず(アンコールでスクリーンに流れていた映像にも、それと思しきものありましたよね。。。)

不言実行

かっこよすぎる。

普段テレビだけ見てると、ふにゃふにゃ笑ってる姿が目について、可愛い可愛いになりがちなのですが、

仕事に向き合う姿は本当に職人なんだよなぁ…。

Jr.の紹介コーナーでライトが消えた時、さっとしゃがみこんで、こそっと水分補給してる姿が見えたのですが、そういうところが本当に好きです。

あー、彼にとってコンサートは仕事なんだな、って思いました。

興醒めしたとかでは全くありません。

仕事として夢の空間を作り出す、そこにプロとしての信念があるように感じました。

(大野さんはあんまり夢の空間って思ってなさそうだけど)

見た目は38歳に見えませんが、20年続けて来た凄味がありました。

ほんとに、大野さんに限らず、嵐はプロのエンタメ集団なんだな、と節々で思わされましたよ。

当たり前だけど、早替えってすごい、とか。

水面下のバタ足を想像させない美しい白鳥でした。

嵐ってディズニーみたい、って前々から思ってましたが、

ディズニー以上に美しくて楽しいところだけ見せてくれてるように思う。

早く人間国宝に認定した方が良い。



ライブDVDだと、メンバー同士の絡みにもほっこりしますが、ぜんっぜんそんな余裕ありませんでしたね。

もう、自担の姿を追うので精一杯。

でも、にのあいは会場がとても沸くのでさすがに分かりました笑

ほんとに、相葉くんはにのちゃんをワンコだと思ってるんじゃなかろうか。

あと、櫻葉の翔さんほんっと楽しそう。相葉くんの方がクールに見えるくらいに翔さん甘えてるよなぁ。面白い。

割とクールに見える相葉くんが大野さんをいい子いい子してるの見ると、天然んんんんってなりますね。今回はあんまりなかった気がするけど。

もともと山担のはずなんですけど、どうにも天然ちゃんにトキメキ持ってかれます。

もう天然担ってことでいいかな自分。

潤くんが歌いづらそうやなぁとは思ってましたが、そんなに体調悪いとは気づきませんでした…(あとからTwitter見て知りました)。

自担ばっかり見てたせいなのか、潤くんのプロ意識故なのか。

大野くんが円陣で声掛けするって、確かに珍しいなとは思いましたが、そんなに貴重な回だったんだな…。

確かに翔さんの興奮ぶりは印象的でしたが、コンサートの最中はそこまで思いいたれませんでした。

自発的?なのかな?にのちゃんが影で動いてません?と思う程度には末ズに夢を見ています。



本当に、あっという間の3時間で、いろいろ思ったはずなのに、記憶にあるのはあのキラキラしたライトの波と、キラキラしたメンバーの笑顔ばかり。

3時間も中弛みなく続けられるのってすごいよなぁ…。

名前は全く覚えられなかったけど、Jr.の皆さんもキラッキラしてました。

後輩を育てる姿にも、プロとしてのすごさを感じたなぁ…。

私はちゃんと後輩に道を示せてるのかな…(こんな感じで、ふと仕事に思いを馳せてしまう瞬間が何回かあった笑)。



そして、メンバーのご挨拶。

大野さんがね…とても大野さんだった。

非凡な才能を持って生まれてきてしまった平凡を愛する男の言葉。

芸能界という一般社会の規範が届かないグレーな世界で、何故こんなにも透明でいられるのか、不思議に思ってしまいます。

そういえば、うちの子が生後5ヶ月なんですけど、赤ちゃんの仕草と大野さんの仕草ってほんとに似てるんだよね…。

バブみがあるとか、バブドルとか言われてますが、いや、ほんとそうだと思う…。

昔何かの記事で、「無垢な赤子の魂に老練な精神を宿したよう」という表現を見たことがある気がするのですが、ほんっとうにその通りだなと思います。

休止中、智くんは何を見るのかな。

何を感じるのかな。

綺麗ではないものも見てしまうのかな。

どうか神のご加護がありますように、と、キリスト教徒でもないのに思ってしまう。

大野さんは帰って来るつもりなんだと、しっかり伝わってくる挨拶でした。

そもそも、あの決めたらテコでも動かない大野智が、辞めるという決断を翻したんですから、帰って来る覚悟を決めたんだろうな、と思ってましたが、直接聞けて、より確信しました。

でも、病気と事故には気をつけてね…。

貴方のビジュアルは、同世代どころか、世界の大概の男より綺麗なので(盲目)、安心して老けてください(仏顔)。



あと、にのさんの挨拶、シビれました。

いやぁ、超合理主義者ですよね、にのさんて。

自分の対極にあるので、心から尊敬します。

私も切りたい縁いっぱいある←

あんなに嵐にありがとうって言ってもらえるような行いを自分はしてただろうか?

と気まずくなるくらい、ありがとうって言ってもらって。

どうやって恩返ししていいか分からないよー。

でも、『おいらのファンの子も頑張ってるんだなぁ』って言ってもらえるようなファンの子ではありたい。がんばろ。



で、いろいろ感想書き連ねましたが、

最終的に思ったのは、

嵐のコンサートは、こんな重たい気持ちを持って行く場所じゃないってこと(今更笑

嵐が作る幸せな空間に身を委ねて、時々クスッと笑って、日々の疲れをリフレッシュして、明日からまた頑張ろう、と思える、そんな優しい空間でした、嵐のコンサートは。

重い気持ちを持って行くと、素直に楽しめない笑

一生で最後かも、と思って目を見開いて自担を見てると、肝心の演出を心から楽しめなかったりする。

これはジレンマだな…。

僕たちは離れていかないよ、近くにいるよ、が嵐のメッセージなんだと思うので、

ファンももっとライトな気持ちで行くべきなんだろうけど、

こちとら滅多に行けないので、どうしても命

懸けみたいな姿勢にならざるを得ない笑

あと、無理なスケジュールを組まざるを得なかったので、帰りの交通手段とかが頭をよぎって仕方なかった笑

キッツキツの行程だったので、もしまた札幌に来れるときが来たら、絶対前泊しようと思います。

そんな夢を見させてもらえるだけで嬉しい。

どうかどうか、無事に20周年を駆け抜けてほしい。

そして身体に気をつけて、幸せに生きてほしい。

もうそれだけや。

私も頑張って徳を積みます!

嵐ーー!智ーー!ありがとー!!!